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2003
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1月 2月 3月


2003/01/09 デジカメ日記スタート。
2003/01/10 朝、出勤途中久我山から浜田山まで3駅を神田川に沿って歩いた。
2003/01/11 1月11日、仕事で八王子に出掛けた。
2003/01/13 今年初めて実家に行く。
2003/01/14 甲州街道から山手通りへ
2003/01/15 赤い家と一本のネギ。
2003/01/16 無題。
2003/01/18 深大寺まで1万5000歩。
2003/01/19 東中野。
2003/01/23 渋谷区神泉、雪。
2003/01/24 久我山から芦花公園を経て事務所へ
2003/01/25 池の上から駒場へ。
2003/01/26 久我山から高井戸まで。
2003/01/27 自分の2本の足で歩くことが大切なんだよね。
2003/01/28 田町へ行く。
2003/01/30 久我山から井の頭公園駅。
2003/01/31 AF35/2 渋谷、代官山、恵比寿。


2003/01/09 デジカメ日記スタート。

1月9日、ペットショップの店頭。ビニール袋の中の金魚達。人為的に作られた金魚達。なのに何故これほど優しい表情なのか。

この2枚は食事に寄った坂や(安藤酒店)の窓辺。夜は立ち飲みで大いに賑わう。不動前かむろ坂。

打ち合わせのために事務所から五反田駅に向かう途中。

料理写真家のY氏は一発で車種をズバリと当てたが 女性で判る人はかなりのクルマ好きの部類に入るだろう。

目黒川。潮の干満で水面の高さが随分変わる。時々欄干越しに川を眺めるのだが、残念ながらこの辺りで魚影を見たことはまだ無い。 2年前の夏だったか(3年前かもしれないが)物凄い夕立が来て五反田辺りの目黒川はあふれ出し 山手通りまで冠水、不動前方面に通行中の車両が避難してきたことがあった。 決してキレイな川とは呼べいけれど、普段は穏やかに流れている。春先の桜がとてもキレイ。

左は四ツ谷駅ホーム、右は市谷駅からの眺め。 市谷での打ち合わせは、無事に終了。初めてのお付き合いなので少々緊張する。

仕事を終え久我山駅にたどり着いた。下の神田川の上に飾り付けられた天の川のようなライトはもうすぐ取り払われてしまうのか。しまった。初日ということもあり撮りすぎたかもしれぬ。この調子で写真を増やし続ければとんでもない重さになってしまう。 また、これからどの様にこのサイトを成長させていくのか、決めぬままに漕ぎだしてしまった。 と言う訳で、暫くすると大分写真が入れ替わっているかもしれない。 先ずは、スタートすること。それが大事でしょう。 この日に撮影された写真は、基本的にオート露出、プレビューで確認後多少補正を掛けたものもあるが フォトショップの力はリサイズと僅かにアンシャープを掛けたこと以外 未だ借りていない。尚データは600万画素で撮影している。
2003/01/10 朝、出勤途中久我山から浜田山まで3駅を神田川に沿って歩いた。

嘗てはシバシバ増水したこともあるらしい神田川。 久我山辺りでは悠々と大きなコイが泳ぎ、鴨や白鷺も見かける。 三鷹台から浜田山辺りまではズーッと井の頭線沿いを川が流れ遊歩道がある。

右は高井戸清掃工場の煙突。白い煙りに見えるものは水蒸気である。 余熱を利用して通年で温水プールが利用できる。

高井戸駅のホームは環八の上に掛かり、冬も風通しが良くチョット寒そう。

2003/01/11 1月11日、仕事で八王子に出掛けた。
小高い丘の上の某女子大に撮影のために行ったのだ。 都心部でも昨年の暮れから何度か雪が降ったが、到着してみると1月3日に降ったという雪が日陰にはまだ残っていて 空気のすがすがしさもさることながら、天気の良さも手伝ってとても気持ちの良い一日だった。 10時半の待ち合わせよりも1時間も早く付いてしまい持て余した時間に敷地内を散策した。 警備の男性の話では8cm程雪が積もったらしい。

敷地内の林に足を踏み入れると、日が当たる場所ではフカフカとした土が足に優しい。 日陰では土も草も凍てつき今年の冬の厳しさを感じる。

撮り終えたと同時に、枯れ葉は風に乗って遥か彼方に消え去った。

今日は4枚、全てが地面。下ばかり向いて歩いていたのか? 寒さのせい?それとも性格?これからは上を向いて歩こう。反省。
2003/01/13 今年初めて実家に行く。
手土産を探しに久我山商店街を歩いていると書店店主のY氏とバッタリ。 首から下げたカメラを見て「あら、新藤さんカメラマンみたい・・ハハハハ」 褒められたのか、皮肉られたのか、茶化されたのか どれも当たっているようでいて判断に困った。

ここ数日見上げると飛行機雲を伴った航空機が空を横切ることが良くある。 さてはイラク情勢が緊迫の度を増しているのかと、心配をする。

川口にある実家の庭の寒ツバキ。

渋柿のせいもあるが、鳥達のために取ってあるという裏庭の一本の柿の木。 木の下にはついばんだ跡がある沢山の柿が落ちていた。

環八の井荻トンネル。肉眼ではナトリウム灯は黄色く見えるがD100のCCDには赤く見えるらしい。

実家の近所をカメラをぶら下げて一回りしてみた。 とっくの昔に気が付いていたことだが、子供の頃の風景は全くと言っていいほど消え失せていた。
2003/01/14 甲州街道から山手通りへ

普段なら井の頭線に乗って電車通勤するが、今日はクルマで事務所に向かう。 オンボロ車は何とか今日も走ってくれた。 ふと、信号待ちで右側に見える巨大な首都高速の橋脚部の汚れに目が止まる。 乱雑の中に見える不思議なリズム感。 パシャ。 僅かに気の抜けた様なシャッター音が車内に響く。

屋根のように被さる首都高から水滴が数滴フロントガラスに落ちる。 交換時期を遥か昔に過ぎた拭き残しが激しいワイパーのゴムブレードが記した生存の証しを 48年前の男が13年前のクルマを運転し、最新型のデジカメで記録する。 嗚呼、因果は巡る。
2003/01/15 赤い家と一本のネギ。

今朝は冷たい北風が吹き、いつになくホンキの冬を感じさせてくれた。 歩いていると次第に手がかじかんでくる。 久我山から西荻窪までの道中は住宅街が延々と続く。 古い家もあれば、今風なオシャレな家もある。 そんな中で、十分な時間が流れたであろう赤っぽい木造家屋が目に入る。 土にいけられた一本の泥ネギ。 家の赤とネギの白とミドリ。コントラストが美しい。 御老人が一人で静かにひっそりと暮らしているのだろうか。 あれこれ想像しながら歩いたせいなのか、寒さのせいで歩き方が速かったのか 気が付くと西荻窪にたどり着いていたのだった。
2003/01/16 無題。
今朝も早起き、しかも昨日よりも寒い。 今朝は遠回りもせずに一路スタジオを目指す。そして都心部にある大学へ撮影に出掛けた。 午後7時、取りあえず無事に終了。スタジオに到着。

2003/01/18 深大寺まで1万5000歩。

1月18日土曜日、長男はセンター試験初日。次男は学校、小5の三男は休み、カミサンは外出。 昼前にポテト、タマネギ、ニンニク、ベーコンを入れたバター焼きをサッと作ったあと D100をぶら下げ三男と散歩に出る。 目指すは深大寺。万歩計も腰につけ颯爽と?出かける。 国学院久我山の脇を通り、東八道路へ抜ける。 更に平行する脇道に抜け杏林病院の側を通り、道を何度か間違えつつも 深大寺植物園の裏手にたどり着く。 界隈は起伏も有り、緑も豊富。万歩計を見ると15000歩。 実は近くを車で通ったことは有るのだが深大寺は、今まで訪れたことがなかった。 植物園の正門にたどり着き、すぐ前に有る玉乃屋という蕎麦屋で蕎麦を食べた。 暖房の効いた茶屋風の室内と丸太で焚き火をする外のテーブルが選べるのだが 私たち親子は迷わず焚き火を選んだ。 石臼引き、蕎麦100%の細打ち麺は歯ごたえも、のど越しも素晴らしく 深大寺蕎麦の暖簾に恥じぬ素晴らしい出来だった。 食べ終わると植物園には入らずに、深大寺の境内の方に進んだ。 参道に沿って更に沢山の蕎麦屋と土産物屋が軒を連ねている。 これほど何軒もの蕎麦屋が有るとは想像していなかったのだが玉乃屋は正解だったと 自分に言い聞かせる。 私は帰りも歩きたかったのだが、三男が足の痛みを訴えたために 徒歩を断念、二人は吉祥寺行きのバスに乗った。 ロンロン(吉祥寺駅ビル)の肉屋で肉を買い家に戻り豚汁を作る。 この日は、散歩と料理。平和な一日。
2003/01/19 東中野。

東中野の街を少しだけ、初めて歩いた。19日、日曜日チョット用事があって出掛けたのだ。 西口側の山手通りは地下を通過する首都高の工事が続いていて ヤヤ落ち着かないものの、通りから一本入れば昔ながらの路地もあり 懐かしい光景も目にすることが出来る。 新宿と目と鼻の先ほどの距離にもかかわらずである。 東京の奥深さを感じた日だった。
2003/01/23 渋谷区神泉、雪。

最近天気予報は良く当たる。昨夜の予報の通り家を出るとすぐにぱらぱらと降りだした雪。 所用があり神泉で下車、雪は本格的になる。 用を済ませ事務所に向け山手線に乗り、外を眺める。 予報通り、いつの間にか雨に変わって路面が濡れている。 占いを信じる人は20%だそうだ。政治家を信じる人はそれ以下。 せめて天気予報程度には信じられる存在であって欲しい・・・ そんなことをぼんやり考えつつ電車を降りた。 今日はホワイトバランス、オートを外し曇り設定にしてみた。
2003/01/24 久我山から芦花公園を経て事務所へ。

芦花公園から京王線に乗り、新宿へ各駅停車に乗る。 井の頭線とは雰囲気が僅かながら異なる。 新宿につき、ビックカメラに久しぶりに寄った。 どうにもD100純正のストラップが気に入らないのだ。 NIKON D100の黄色い文字が好きになれない。幅も広すぎ。 ナイロン製ではあるものの、黒い純正の何の変哲もない安物に交換した。 ところが、一つ問題が・・・ このストラップに限らないのだが、最大限に眺めにセットしてギリギリ液晶にピントが合う。 簡単に言えば老眼のせいだ。もう少し長いストラップはないのか?
2003/01/25 池の上から駒場へ。
土曜日、ブランチを食べ駒場へ向かう。 仕事を終えスタジオに。さてmac作業・・・

優しい目をしたこの犬は、尻尾をユルユルと振って私を見つめた。

例えばフラフラと街を歩く。 美しい街並みがある。渾然とした街並みがある。 近代的なビルがある。古色蒼然とした家がある。 歩いているうちに狭い道、狭い道へと 自分が進んでいることに気が付く。 そんな通りや路地は、ヒッソリとしていて でも人の息遣いが聞こえるようでいて 時間がゆっくり流れている。 その路地の先が階段になっていたりするとワクワクする。 20代の頃、こうしてカメラをぶら下げて 歩き回ったことがあった。 その時には見えなかったことが 今は少し見えるような気がする。 カラーバランスの晴天の日陰モードを使ってみたがカナリ赤っぽくなることがあり 使用には要注意、曇りマーク辺りで良いのか? 例えば最後の写真がそれ。
2003/01/26 久我山から高井戸まで。

カメラを構えて、さあシャッターを切ろうという正にその時 外出のためか門を開けて出てこられた奥方らしき女性と多分お嬢さんのお二人。 了解を得るために声を掛けると快諾してくれた。

この顔は知っている。上野動物園のブルブルに違いない。 こんな場所でまた会えるなんて。 アイツは見事なまでにいい顔をしていた。(1997年11月、43歳で死去)

環八を歩いていると、日曜日だというのに閉じられたままのシャッターの前で 4歳くらいの女の子の手を引いた若い母親とすれ違う。 一寸して妹だろうか。「マ、マ〜。」と小さな声で小走りに追いかける。 高井戸の駅まであと20m・・・ 駅に続く階段を上る寸前、振り返る。 両手で子供の手を繋いで歩く先程の母子の姿が、遥か彼方に小さく見えた。
2003/01/27 自分の2本の足で歩くことが大切なんだよね。
今日は写真は無し。 カメラをぶら下げて歩くようになって20日が過ぎたが 歩くことの大事さを身にしみて感じている。 当たり前のことなのだが、クルマやバイクや自転車ではいけない。 もっともっと、ゆっくりと移動しなければ見えない。 見えるわけが無い。 そんな簡単なことが20代の頃は理解できていなかったような気がする。 先を急がない。 もっともっとノンビリ。 もっと腰を据える。 未だ腰を据えるまでの心境にはなれていないのだが ジワジワとじっくりと撮りたいものである。
2003/01/28 田町へ行く。

12時半、つまりまだお昼時田町駅に着いた。 三田側、慶応通りに足を運ぶ。 一時過ぎに、広告の仕事で慶応を卒業するお嬢さんを撮影するためだ。 慶応通り商店街は狭い道だが更に路地(右側の写真のような)に入ると マニアックな和風のお店があったり想像以上に人通りも多く賑わいを見せていた。 お昼はこの辺りで食べるべきだったと後悔することシキリ。 左の写真はシャドー部を調整しています。
 2003/01/30 久我山から井の頭公園駅。
神田川に沿った遊歩道を西に歩きだす。 今朝もニュースではこの冬一番の冷え込みを報じていた。

遊歩道は三鷹台辺りで一度途切れてしまうのだが、駅を過ぎれば また現れそのまま進むと井の頭公園の中。 丁度朝の散歩か、犬を連れた人達に沢山すれちがう。
2003/01/31 AF35/2 渋谷、代官山、恵比寿。
今日はニッコールAF35mmF2を装着した。

右上、駒沢通り上空にかかった不穏な雲。長々と太く真っすぐに白く輝いていた。 朝、井の頭線の終点渋谷で降り、月末なので先ず銀行に行く。 丁度10時、ビックカメラに行きhoyaのゴム製フードを35mmのために購入。 3段式700円。ナカナカ具合がいい。 そうだ、今日は恵比寿まで歩くことにする。 渋谷から恵比寿は以前住んでもいたので、懐かしい場所だ。 恵比寿南にも行ってみた。(恵比寿時代のスタジオが嘗てあった場所の付近) 果物屋はスタバに、オモチャ屋は小さなカフェに、喜多方ラーメンは富士そばに スタジオの裏手にあった老婆が一人で暮らしていた大きな古い一軒家は 取り壊されアトリエ建設予定地の立て看板が立っていた。 そして私が借りていた半地下の空間は暗闇に包まれていた。
1月 2月 3月
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